突然ですがここで皆さんに問題です。
9_1
【問題】ド ミ ソはCコードですが、ミ ソ ドは何のコードになるでしょう?


その答えは、Cコードです。

コードというのは、たとえ順番が違っていても
構成音が同じであれば同じコードになるんだ。

じゃあこんな配置で「ド ミ ソ」の音を配置してみたけど
これらもCコードになるの?

9_3

そう、これらはすべてCコードとして扱われるから覚えておこうね。

●ミソド君の名前

ドミソもミソドも同じCコードなのは分かったけど
まったく同じ音じゃないですよね。

ドミソとミソドは微妙に音が違うので
それぞれ区別してあげないと可哀想。なので・・
「ドミソ」を基本形
「ミソド」を第一転回形
「ソドミ」を第二転回形

と名付けてあげましょう。

そしてこの組み合わせのことを「ボイシング」というんだ!

一通りまとまると次のようになる。
9_2

基本形はルートを一番下にした和音
第一転回形は3度を一番下にした和音
第二転回形は5度を一番下にした和音


ここでもう一つ問題です。
「レ ソ シ」は何のコードで、どんな形になるでしょう?
えーっと・・

9_g

そんな時はCメジャースケールの
ダイアトニックコードを思い出してみよう。
(ダイアトニックコードとは?こちら)

7_daia3

Gメジャーコードの構成音は「ソシレ」なので
その構成音と同じ「レ ソ シ」はGコードということになります。

次に、何の形になっているのかを調べるには
一番下の音が何度の音なのか調べればわかります。

9_g

レの音は、Gメジャーコードの5度にあたる音なので
5度の音は第二転回形ということなる。

つまり、レソシはGコードの第二転回形
ということになるんだ。分かったかな?


●作曲で使えるインバーション!
作曲ではソシレを第二転回形のレソシにしたり、シレソにしたり
ボイシングを変えることがよくあるんだけど

これをインバーション(転回)といって

作曲ではとても大事なテクニックなんだ!

では、作曲でどんな時にこのインバーションを使うのか
例を上げて説明してみようと思います。

今回は悲しく、重たい雰囲気の曲にしたいので
Em(イーマイナーコード)を使ってみることにしました。

でも、基本形だと軽い感じになっちゃうので

1オクターブ下の「ミソシ」で鳴らすことにしました。
9_em

うーん!何とも悲しく、重たいですね。

これはこれでいい雰囲気のコードなのですが
ここまで重たい感じじゃなくてもいいんだけど・・という時にインバーション(転回)を使います。
第二転回形のシミソにインバーションしてみましょう。
9_em2


いかがでしょう!
ちょうど良い重さのEmコードになりましたよね。

このようにインバーションというテクニックを使って
和音の微調整をすることができるんだ!

●和音を調整する他の方法
またまた作曲で使えるテクニックの紹介です。

今回も明るい感じの曲が作りたいので
Cコードを使ってみました。
9_Cmaj

基本形でも綺麗なコードですが
このコードをもうちょっと広がりのある感じにしたい時は
どうすればいいでしょうか?


そんな時にドロップ2(ツー)というテクニックがあるんだ!


やりかたは簡単で上から2番目の和音を
そのまま1オクターブ下げるだけ。
9_4
どうですか?この和音も広がりがあってとても素敵ですよね。

実は密集している和音と広がっている和音には名称があって
密集しているのをクローズドボイシング
広がっているのをオープンボイシング
というから覚えておこうね!
9_6

クローズとオープンはどんな時に使い分けるのかというと
例えば、ピアノの伴奏にはクローズドボイシングで

ストリングなどの弦楽器などはこのオープンボイシングで
各楽器に振り分けられていることが多いんだ。

これらの和音を上手に使い分けすることができれば
色々な雰囲気の曲をつくることができるようになるよね!

次の記事へ続く