●十人十色な世界  
世の中にはいろんな考えの人がいますよね。
一人一人考えが違うというのを四文字熟語で「十人十色」といいます。

12種類のキーにもそれぞれ個性や特色があって
明るく感じるキーや寂しく感じるキーもあったりします。

C C# D E♭ E F F# G A♭ A B♭ B 

十人十色ならぬ、12人12色という事になりますね。
この12人は大きく2つのグループに分けることができるんだ。
#系キー C G D A E B F# C#
♭系キー F  B♭ E♭ A♭
♭系キーには他にG♭やC♭もあるけど、F#とBと異名同音で
14種類のキーなんだけどそのうちの2種類は同じスケールっていう
ややこしい話になっちゃうから、ここでは12種類あると覚えておきましょう。



●五線譜では
12種類のキーを五線譜に表してみてみようと思います。
ト音記号の右側に#や♭がたくさん付いていることがありますよね。

実はあれがキーを表す記号なんだ。
Cメジャースケールだけは何もつきません。(ちょっと可哀想ですよね)
(スケールについてわからない時は前の記事を見てみよう!)
#系キーのメジャースケール
4_sya-pu
♭系キーのメジャースケール
4_huratto
ピアノを演奏する人は、この#や♭の数を数えることで
その曲のキーをすぐに把握して演奏できるようになっているよ

楽譜を読めるようになると色々と便利だから、覚えておきましょう!


●キーはどうやって決めるの?
最初に曲を作り始めるときにどのキーで作るか悩みますよね。
でも、最初は悩まずに何となくで決めてもいいのでは無いでしょうか。

最初はCメジャースケールで作って、次はDとかGとかで作ってみるとか
もし、自分が作りたい曲の雰囲気に合うキーが見つかったら
DAWを使っていれば、そのキーに移調することはすぐにできるはずです。

ちなみに、プロの世界では男の人と女の人では出せる声の範囲が全然違うので
歌う人に合わせてキーを決めることもあるんだ。

次の記事へ続く