●合唱の歴史
中学校の音楽の授業で、みんなで合唱をしましたよね。
その時、君は何パートで歌っていたかな?
・ソプラノ
・アルト
・テノール
・バス
女の子はソプラノかアルト、男の子はテノールかバスに分けて
それぞれ練習していたと思います。

これがもし、ソプラノパートしか無かったら
すこし寂しいし、合唱じゃなくなっちゃいますよね。

遥か昔の人たちが作った音楽は、一人で歌うものしかありませんでした。
でも、長い歴史の中で、人々は一人じゃなくて二人や三人で歌ったほうが
楽しいことに気づいたんです。

ソプラノパートだけだと表現できなかったことが
アルトやバスパートの加わって三人で歌うことで、世界が広がったんだ。

昔の人々は、3人で歌うことでより明るく感じる歌声にしたり
より悲しく感じる歌声にしたりできることに発見して神様にその歌声を届けていたんだね。

そして、和声としてその方法を僕たちに残してくれたんだ。
それから長い月日が流れて・・



●ピアノが発明される
人々は、ピアノでも和声と同様に3つ以上の音を重ねることで
いろいろな世界を表現できることに気づいて、昔のヨーロッパでは
次々に作曲家が生まれていったんだ。
・JSバッハ
・モーツァルト
・ヴェートーヴェン
その時代の作曲家はどんなことを感じながら曲を作り始めたのかな
そんな始まりの体験を僕らもしてみようと思います。

●和音を感じよう
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では早速ドとミとソを重ねた音を聞いてみましょう。


どうです?明るく感じるでしょう?
このように明るく感じる和音のことをメジャーコードと言うんだ。
7_cmajkenban
この和音はドから始まっているから、Cメジャーコードといって
他にもいろいろなメジャーコードがあるんだよ。

ところで、どうして明るく感じるのか?
実は、その理由は今でもよく分かっていないんだ。

神様が授けてくれた、人間の本能なのかもしれない。

明るい和音の次に、暗い和音を感じてみようと思います。
ド ミ ソのミの音を半音下げて、ミ♭にしてみましょう。
7_cminkenban16

あら不思議。
一挙に暗く聞こえる和音になりましたよね。
このように、暗く感じる和音のことをマイナーコードといいます。
この和音はドから始まっているから、Cm(シーマイナー)コードというんだ。


●お団子の味を分析しよう
さてここで前回の章の復習をします。
17

さて問題です。
またまた登場の、Cメジャーコードですが
ド ミ ソの和音をそれぞれ「度数」で表すと何度になるでしょうか。
(わからない時はコチラ)
7_cmajkenban
ドはルート、ミは長3度、ソは完全5度
という構成になっているのが分かると思います。


ではCmマイナーコードはどんな構成になっているでしょうか。

7_cminkenban
ドはルート、ミ♭は短3度、ソは完全5度
ミの音が半音下がっているので、ミ♭は短3度ということになっています。


つまり、メジャーコードとマイナーコードは
長3度なのか短3度なのかによって決まるのです!

さまざまなお団子の味、すなわちコードがこれから出てきます。
ひとつひとつの味を、覚えていきましょう!


次の記事へ続く



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